北京
PM2.577
23/19
アジア太平洋経済協力機構(APEC)第27回貿易担当相会議が5日、ニュージーランドで開催されました。
今回の会議では、感染症への対応や多国間貿易体制の支持という二つのテーマを巡り討議が行われました。商務部の王文涛部長はこの二つの議題についての中国政府の主張と提案を表明しました。
王部長は感染症への対応について、「中国は、手を携えて協力し合うことが国際社会の最大の使命だ。中国は中国のワクチン関連企業が技術を移転し、協力し合って生産し、より多くのワクチンを提供することを支持する」と述べました。王部長は同時に、世界貿易機関(WTO)が新型コロナウイルス用ワクチンの知的財産権保護の一時的免除を早期決定することを支持し、人類の衛生健康共同体やアジア太平洋運命共同体の構築を呼びかけました。
多国間貿易体制への支持については、「中国は、WTOの上訴機関の正常な運営の回復を訴える。WTOが、メンバーの共通した期待や発展のために必要な改革を行うことを支持する」と表明しました。(藍、鈴木)