北京
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6月6日は中国の「全国愛眼デー」です。世界保健機関(WHO)によりますと、中国の近視人口は6億人を超え、青少年の近視率は世界ワーストとなっています。
国家衛生健康委員会によりますと、全国の児童青少年の総体近視率は、2018年が53.6%、2019年が50.2%で、2020年は新型コロナウイルス感染症対策による自宅隔離やオンライン授業などの影響により2019年に比べてやや上昇しました。
2019年発表の「中国児童発展報告(2019)ー児童校外生活状況」によりますと、児童の電子製品の平均使用時間は月曜から金曜までの登校日が43.24分間、土日は96.27分間です。
写真:授業の間の休み時間に「目の体操」をする小学生
ここ数年、近視の予防と発生の抑制は国家戦略とされており、2021年から2025年までの第14次5カ年計画と35年までの長期目標綱要はいずれも「子どもの肥満と近視の発生を効果的に抑制しなければならない」と要求しています。
9月1日から施行される「未成年者学校保護規定」には、小中学校に対し、未成年者の栄養不良、近視、肥満、むし歯などの発生状況への監視や予防関連の指導を要求する内容が盛り込まれています。(ジョウ、柳川)