WHO、抗体含む血液サンプルの再検査をイタリアに要請

　ロイター通信が現地時間1日に報道したところによりますと、世界保健機関（WHO）はイタリアの国立がん研究所（INT）に対し、2019年に採取した新型コロナウイルスの抗体が含む血液のサンプルを、オランダのエラスムス・ロッテルダム大学に発送して、検査を受けるよう求めました。

　現地時間4日、INTは当該報道が真実だと確認しました。INTのメディア担当は、「今のところ、新たな情報を明らかにすることができないが、数日以内にコミュニケを発表する」と示しました。

　INTの研究者が去年11月、腫瘍関係の学術誌「Tumori Journal」に発表した研究の成果によりますと、2019年9月に採取した住民の血液サンプルから新型コロナウイルスの抗体が検出され、イタリアでは感染が2019年夏にも広まっていたことを示すものとなっています。（玉華、Yan）