北京
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「米国は自信満々に旧ソ連が歩んでいた道を闊歩している」――これは現地時間4日、ロシアのプーチン大統領がサンクトペテルブルク国際経済フォーラムで報道陣に向かって述べたものです。プーチン大統領はその際、「米国が犯した過ちとは、自身の実力に対し自信に満ちており、対応能力以上にトラブルを作り出していることで、まるでかつてのソ連のようだ」と指摘しました。
今月16日に予定されている露米首脳会談まで、後一週間以上ありますが、バイデン米大統領との会談について、プーチン大統領は「今の露米関係は低いレベルにあり、米国はロシアの成長を抑え込むことを公然と示したことが、双方のたった一つの食い違いである」と話しました。さらに、バイデン大統領との会談が両国関係に突破口をもたらすことは期待していないものの、積極的な形で会談が行われることを望んでいる」と示しました。
そのうえで、プーチン大統領は旧ソ連を生きてきた人の体験談として、「帝国の支配者は、他の国や団体を恐喝・説得・賄賂で引き込むことが出来ると思い込んでおり、すべての問題はこうした手口で解決できるものと勘違いしている。しかし、これでは問題は増えるのみで、いずれ対応し切れなくなる日がやってくる。米国は自信満々に、旧ソ連が歩んでいた道を闊歩している」と忠告しました。(Lin、Yan)