北京
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シカゴ・トリビューン紙は5月28日付で「トランプ氏とバイデン氏の破壊的な保護貿易主義」と題する記事を掲載し、「バイデン氏は大統領就任後、気候変動、移民、税収、社会福祉、警察改革など一連の問題で前任者の政策を軽率に覆したが、国際貿易の面でトランプ氏はまだ離れていないようだ」と指摘しました。
同紙は、トランプ氏の国際貿易論を非難し、「トランプ氏は輸出、貿易黒字、関税、貿易戦争はすべて良いことであり、悪いのは輸入、貿易赤字、多国間貿易協定だと認識している。世界貿易はゼロサムゲームであり、他の国のためになるものはすべて自分たちを犠牲にしていると考えている」と指摘しました。
また、同紙は「このためトランプ氏は鉄鋼やアルミ、太陽光パネルや洗濯機に関税をかけ、約3600億ドル相当の中国の衣料品や家電、機械、靴などに関税をかけた」と指摘しました。
さらに、同紙は「我々の貿易相手国は自国の関税で米国企業に報復した。米国の農家がこれだけ大きな打撃を受けたことで、トランプ氏は打撃を和らげるために230億ドルを出さざるを得なかった。米国の昨年の全体的な貿易赤字は2008年以降で最大だった」と述べました。(雲、浅野)