北京
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このほど、中米全面経済対話のリード役を務める劉鶴中国共産党中央政治局委員・国務院副総理が、米国のタイ通商代表とイエレン財務長官とそれぞれビデオ会談を行いました。これを受けて、中国商務部の高峰報道官は3日、北京で行われた定例記者会見で、「中米経済貿易分野ではすでに正常な意思疎通が始まっており、具体的な問題を実務的に解決するために共に努力していく」と表明しました。
高報道官によりますと、2回のビデオ会談はいずれも50分前後で、双方のコミュニケーションはスムーズに始まり、双方が平等と相互尊重の姿勢に基づいて、中米経済貿易関係、マクロ情勢、国内政策などの問題について意見を交換したということです。また、双方とも、交流は専門的で率直かつ建設的なものであり、中米経済貿易分野ではすでに正常な意思疎通が始まっていると考えられていて、小異を残して大同を求めることが共通認識とされています。高報道官は「双方にとって中米の経済、貿易関係は非常に重要であり、協力できる具体的な分野が多くあると考えている。双方ともそれぞれの関心事を提起した。中国側は国内経済発展の背景と状況を十分に考慮して、自らの具体的な懸念を表明した」と述べました。
高報道官によりますと、中米双方は問題を実務的に解決することから着手し、次の段階では中米両国と世界全体に有利な角度から、共に努力し、生産者と消費者のために具体的な問題を実務的に解決し、中米経済貿易関係の健全かつ安定した発展を推進することで合意したということです。(ヒガシ CK )