北京
PM2.523
3/-2
中国の新疆ウイグル自治区における貧困脱却や農村振興事業を紹介する、自治区ウルムチ市内とスイス・ジュネーブを結ぶビデオ交流会が2日、開催されました。参加したのは自治区政府関係者および一般市民の代表と、ジュネーブに駐在する各国代表や外交官でした。
タラグリ・ケリマン氏
新疆クズルス・キルギス自治州アクト県の幹部タラグリ・ケリマン氏は同交流会で、「マザウォズ村の牧畜民が2017年に高層住宅に移住した。水道水を飲み、ケーブルテレビやスマートフォン、天然ガスを使えるようになり、貧困状態を脱出した」と、村落部住民が移住プロジェクトによって貧困を脱却した状況を紹介しました。
ラビヤ・ママト氏
新疆のアクス地区アワト県の幹部であるラビヤ・ママト氏は、ビニールハウスによる野菜栽培で村全体を豊かにしたことを紹介し、「ビニールハウスで栽培することにより、野菜の質や生産量が上がった。村民らが新鮮な唐辛子やトマトをチリソースやトマトケチャップに加工して販売することで、野菜の付加価値が高まった。これらの取り組みによって、村民たちは所得が増え、貧困を抜け出した」などと説明しました。(鵬、鈴木)