北京
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王毅国務委員兼外交部長は1日、貴州省貴陽市で、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)外相会合にオンライン形式で出席し、「百年未曾有の大変局と新型コロナのパンデミックに直面する中で、BRICS諸国は、危機の中でイニシアチブを取り、変局の中で新たな局面を開き、BRICSの『金文字の看板』を一緒になってぴかぴかに磨き、全世界の団結を促すためにBRICSの責任を担ぎ上げ、ガバナンスの赤字問題の解決のためにBRICSの知恵を与え、共通の課題への対応のためにBRICSの力をささげる」よう呼び掛けました。
王外交部長は、「BRICS諸国は、全世界が団結して新型コロナに対抗することを促し、世界のワクチンデバイド(格差)の解消を助ける新たな力を提供しなければならない。真の多国間主義を実践し、国際法を基礎とする国際秩序を守らなければならない。世界経済の回復を助け、発展途上国の団結・協力を強めなければならない。(BRICS5カ国の共同出資により設立された)新開発銀行(NDB)の拡大に政治的な動力を与え、より多くの国がその中から恩恵を受けられるようにしなければならない」と強調しました。
王外交部長は、「BRICS諸国は、共同、総合、協力、持続可能という新たな安全観を実践し、パレスチナ・イスラエル衝突、イラン核協議、アフガニスタン問題、日本の福島原発の汚染水処理、テロリズムなどの国際的・地域的な関心事の政治的解決に向けて各当事者を促し、対話と協議を通じて対立点を解消し、より多くの予防的な行動を行う」よう求めました。
会合に出席した各国外相らは、当面の国際的・地域的関心事およびBRICS諸国の協力について踏み込んだ意見交換を行ったほか、多国間主義の堅持、より公平・公正・包摂・平等・代表的な多極化国際秩序の構築、対話と協議によるすべての衝突の解決を改めて強調しました。(殷、柳川)