北京
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習近平国家主席は2日夜、カザフスタンのトカエフ大統領と電話会談を行いました。
習主席は、「中国とカザフスタンは永遠の全面的な戦略的パートナーであり、両国の友好には深い基礎と強大な原動力がある。今年は中国・カザフスタン両国にとって特別な意義がある。中国共産党はまもなく創立100周年を迎え、カザフスタンはまもなく独立30周年を迎える。中国側はカザフスタン側と手を携えて肩を並べ、両国の各分野の協力が絶えず発展し、両国関係が常に正しい方向に沿って前進するように推進していくことを望む。そして、中国とカザフスタンの関係がさらに良いものとなり、両国人民がさらに親しくなり、両国の発展がより一層の良い見通しを持てるようにしていきたい」と示しました。
また、習主席は、「『一帯一路』共同建設の枠組みの下での中国とカザフスタン協力は、両国人民に実質的な福祉をもたらし、国際社会にも模範を作り上げた。双方は引き続き、質の高い『一帯一路』共同建設を推進し、生産能力、貿易、農業、インフラなどの分野での協力を強化して、相互連結レベルを絶えず向上させていく。それと同時に、グリーンエネルギー、人工知能、電子商取引、デジタル金融などの分野における協力の新たな成長ポイントの育成に力を入れ、『グリーンシルクロード』、『健康シルクロード』、『デジタルシルクロード』を共同で構築し、中国側はカザフスタンと遠隔医療、伝統医学などの分野での協力を深めて、これまで通りカザフスタンがコロナに対抗するために援助と支持を提供していく」と述べました。
これを受けて、トカエフ大統領は中国共産党創立100周年に祝意を示した上で、「習主席の力強い指導の下、中国の発展は歴史的成果を収めた。中国側が感染症対策のためにワクチンなどの貴重な支援を提供したことに感謝する。ともにカザフスタンと中国の関係を絶えず強化、深化させ、『一帯一路』の共同建設を着実に推進し、経済貿易、インフラ、衛生などの分野での協力を強化し、上海協力機構、アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)などの地域と国際組織の枠組みの下での意思疎通と協力を緊密にしたい」と語りました。(雲、星)