北京
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23/19
中国雲南省を“旅”している15頭の野生のアジアゾウについて、当局は住宅地に近づかないよう保護対策を講じています。
15頭のゾウは去年12月に雲南省普洱市墨江県で初めて目撃され、4月に再び雲南省内で姿を現しました。この40日間で採食をしながらなんと500km近く移動しているということです。
30日夜、雲南省玉渓市に到着した15頭は、人口45万人以上が住む同市の市街地の川沿いを“散歩”している姿が目撃されました。市政府は、現地住民を安全な場所に避難させる一方、ゾウを誘導するため、大量の食べ物を道に設置しました。また、31日には、ゾウを山林地帯へ導かせるために、バリアーを構築したり通路を塞ぐなどの措置を取りました。ゾウは北上しており、現在、省都昆明から約70キロの地点に到着しているということで、ゾウたちの旅はしばらく続きそうです。