北京
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外交部の汪文斌報道官は6月1日の定例記者会見で、「中国は国連安保理の5月の輪番議長国としての職責を真摯に履行した。理事国からの高い評価を得ている」と述べました。
汪報道官は、「安保理は5月に31回の会議を開いた。中国側が促し、協力したことで、アフリカのコロナ後の再建と国際連合平和維持活動(PKO)関係者の安全保障をめぐる2件の議長声明が発表された。また、コロンビア、アビエイ、南スーダン、イラクなどの地域で焦点となっている問題をめぐる4件の決議を採択した。さらに、アフガニスタン、コンゴ民主共和国、パレスチナとイスラエルの停戦、マリ、ソマリア選挙などの問題について、議長によるステートメントを6件発表した。特に、王毅国務委員兼外交部長は多国間主義の維持、パレスチナ・イスラエル衝突問題、アフリカのコロナ後の再建についてのハイレベル会議を3回主宰し、これらの問題について一連の提案と主張を提出した」と紹介しました。
汪報道官はさらに、「全構成メンバーの努力の下で、安保理は5月に多国間主義を堅持するという正しい方向性を明確にした。国際社会が団結して感染症に対応することを支持し、特にアフリカのコロナ後の回復と衝突後の再建について一致した声を発した。焦点となっている問題や突発的な事件に積極的に対応し、衝突と紛争の政治的解決を推進するための重要な役割を果たした。また、PKO関係者の安全保障、新興技術の影響という議題で新たな共通認識に達した」と示しました。(玉華、謙)