北京
PM2.577
3/-2
李克強総理は30日、オンライン形式で開催されたグリーン成長とグローバルゴールズ2030のためのパートナーシップ(P4G)首脳会議(P4Gソウルサミット)に出席し、スピーチを行いました。
李総理は、「新型コロナウイルス感染症が依然として世界的に流行している。世界経済の不安定性と不確実性が増し、グローバルグリーンと持続可能な開発は厳しい試練に直面している。国際社会は助け合い、発展とグリーンなモデルチェンジの相互促進の実現に努め、質の向上とグレードアップを促すべきだ」と述べました。
李総理は、「中国は世界最大の発展途上国として、今世紀半ばに現代化を実現するとともに、その過程において低炭素でグリーンな発展を実現させていく。これは人類の歴史で前例のないことで、艱難(かんなん)辛苦を乗り越えて初めて実現できるものだ。習近平主席は、2030年までに炭素排出をピークアウトさせ、2060年までに炭素中立(カーボンニュートラル)を実現する目標を発表した。中国は、健全・グリーン・低炭素・循環発展の経済システムを構築し、経済・社会の発展の全面的でグリーンなモデルチェンジを促していく。また、炭素排出削減を重点戦略とし、汚染と炭素の削減を推進していく」と指摘しました。
李総理は、「団結協力して全世界で感染症に打ち勝つ」「方針を変え、グリーンで低炭素なモデルチェンジを推し進める」「発展途上国の特別な困難に配慮する」という3点を提案しました。
今回のサミットは韓国が主催するもので、30日にソウル市内で開幕しました。2日間にわたってオンライン形式で行われ、60余りの国と国際機関の指導者が出席しています。(玉華、柳川)