北京
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中国共産党中央政治局は、習近平中国共産党中央委員会総書記の主宰による会議を31日に開催しました。同会議は、「第14次五カ年計画」期間中に人口の高齢化に積極的に対応する重大政策措置の報告を聴取し、「出産政策の改善による人口の長期的均衡発展の促進に関する決定」を審議しました。
会議は、「高齢化に積極的に対応することは、国の発展と民生面での幸福にかかわり、経済の質の高い発展を実現し、国の安全と社会の安定を守る重要な措置である。高齢化に積極的に対応する国家戦略を徹底して実行し、関連する政策体系と制度枠組みの構築と健全化を加速せねばならない」と指摘しました。
会議ではまた、「第18回党大会以来、党中央は中国の人口発展の変化情勢に基づき、単独二人っ子政策(両親のどちらか、あるいは両方が一人っ子である場合には、2人目の子の出産を認める)、全面的二人っ子政策(両親がどちらか一人っ子に関係なく2人目の子の出産を認める)などの重要な政策を前後して実行し、積極的な成果を収めた。同時に、中国の人口総量は膨大であり、近年になり高齢化は進行している。出産政策をさらに改善し、1組の夫婦が3人目の子を出産できる政策及び付帯支援措置を実施することは、中国の人口構造を改善し、高齢化に積極的に対応する国家戦略を実行し、中国の人的資源が本来有する強みを維持するために有利である」との考えが示されました。(雲、鈴木)