米国はオープンスカイ条約に復帰せず、ロシアも撤廃確定へ

　ロシア外務省は現地時間27日、米国からオープンスカイ条約へ復帰しないことを確認する通知を受け取ったと発表しました。

　ロシアメディアの報道によると、ロシア連邦院（議会上院）は総会期間中の6月2日に「オープンスカイ条約」の廃止に関する法案を審議します。ロシアのプーチン大統領はこれに先立ち5月11日、ロシアドゥーマ（議会下院）に前記法案を提出しました。ドゥーマ総会は19日、法案を審議した上で可決しました。一連の流れによれば、同法案はロシア連邦院で審議可決された後、プーチン大統領が署名することで発効する見込みです。（Mou、鈴木）