北京
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韓国とパキスタンの当局者はこのほど、日本の福島第一原子力発電所の核汚染水の海洋放出についての立場を表明しました。これを受けて、外交部の趙立堅報道官は27日の定例記者会見で、「日本側が一方的に標榜する『安全性』は国際社会を納得させられるものではなく、日本の誤ったやり方はますます多くの国々の反対に遭っている」と述べました。
これについて、趙報道官は日本側に四つの質問を出しました。第一に、日本側が掲げるいわゆる「安全で信頼できる処理方法」は利害関係者の承認を得ているのか。第二に、東京電力は度々情報隠ぺいなどの不祥事を起こしているにもかかわらず、日本政府は東京電力側が一方的に提出した情報やデータの信憑性をどのように保証するのか。第三に、日本の政治家は核汚染処理水を「飲んでも大丈夫」と公然と主張していたのに、なぜいまだに自分で飲んで見せようとしないのか。第四に、国内外から疑問の声が広がる中、日本政府はいつになったら誤った決定を撤回するのか。
趙報道官はさらに、「福島原発の汚染水処理問題は世界の生態系や環境の安全性、各国の人々の生命と健康に関わる問題であり、利害関係者、とりわけ日本の周辺諸国と十分に協議することは当然であり、また、国連、世界保健機関(WHO)、国際原子力機関(IAEA)などの枠組みの中で評価、議論されるべきである」と強調し、日本側は誠意と責任を持って、全人類の生存環境を守り、現在の世代に禍根を残し、将来の世代に害をもたらすようなことをやめるよう日本側に呼びかけました。(Lin、坂下)