北京
PM2.577
23/19
米ニューズウィーク誌が2年間にわたって独自調査を行ったところ、米軍の秘密工作員6万人が全世界に浸透していることが判明しました。この「謎の部隊」は米国中央情報局(CIA)の10倍以上の規模で、偽の身分で現実社会とネット空間で活動しているとのことです。
とりわけ急増しているのは「ネット戦士」と呼ばれる存在で、偽の身分で世界中の各大手ソーシャルメディアで活躍し、価値の高い情報を収集し、さらには各種の秘密活動に直接参加してソーシャルメディアを操縦した後で、さまざまな手法で自らの痕跡をネット上から消しています。
同プロジェクトは約130の民間企業が管理しており、数十の政府秘密機関が支援しています。企業側は、虚偽の文書の作成、中東やアフリカの遠隔地での隠蔽された施設の建設など、年間9億ドル分以上の業務を提供しています。
さらに、米国防総省の「行動計画作成と外遊情報センター」は、秘密工作員の身元隠しのサービスを提供することに特化しており、「他国のセキュリティ・システムに対する侵入または操作」の能力を備えており、他国の専門システムに侵入することに特化した8万以上のネットワーク・ツールを開発しました。
報道によれば、プロジェクトは公開されたチャネルを通した管理を全く受けておらず、正確な規模は誰にもわかりません。プロジェクトによる軍事政策や文化面での影響も審査されていません。同プロジェクトは米国の対テロ戦略の中核であるだけでなく、国防総省がロシアや中国との大国競争に舵を切った一環でもあります。(雲、鈴木)