中国 新型コロナウイルスのトレーサビリティに取り組む

　関連報道によりますと、このほど、米国の一部の政府関係者は新型コロナウイルスの起源について、全面的かつ専門家主導型の「調査」を行うよう呼びかけた際に、中国がウイルスのトレーサビリティの「調査」で完全な透明性を維持していなかったと指摘しました。

　これについて、趙立堅報道官は26日に開かれた外交部の定例記者会見で、「米国の一部の人による新型コロナウイルスの『実験室漏えい』などの陰謀論と虚偽情報の散布は、世界保健機関（WHO）の専門家グループの科学精神と研究成果に対する極めて大きな不尊であり、世界で展開されている新型コロナとの戦いへの努力に対する冒とくと破壊だ」と非難しました。

　趙報道官はまた、「もし米国が完全に透明性のある調査をしたいのなら、中国のように世界の専門家を招いて米国を調査すべきだ」と反論しました。また、調査の中で、いち早く米軍のフォート・デトリック（Fort Detrick）基地および全世界に散在する米国の生物実験室を開放することや、2019年7月、バージニア北部で発生した原因不明の呼吸器系疾患などの関連症例の詳細なデータと情報をできるだけ早く披露するよう求めました。更に、米国などの関係国にも科学的、開放的かつ透明性のある態度でWHOと協力するよう呼びかけました。（任春生、CK）