北京
PM2.577
23/19
日本が核汚染水を海洋に排出することを決めたことについて、中国外交部の趙立堅報道官は25日、「日本側が自分だけの利益のために危険な決定を下したことは将来の世代と世界の生態に被害を及ぼすことになる。もし日本がとぼけ続けても、国際社会は決して納得しないだろう」と語りました。
報道によりますと、韓国原子力学会は先週、「福島汚染水排出関連専門家懇親会」を開きました。出席した専門家達が「日本政府が国際社会に核汚染水の成分についての科学的な説明をせず、口頭だけで『安全』を保証するのは国際社会の責任ある一員としてあるべき態度ではない」との考えで一致したとのことです。
これについて、趙報道官は、「東電福島第一原発事故から既に10年が過ぎたが、我々は日本が核汚染水が周辺の生態環境に悪影響を与えるのを防ぐ措置を取るのではなく、核汚染水を海洋へ排出するという一方的で誤った決定を下すのを待っていたことになる」と語り、「日本が原発事故の処理において幾度も国民と国際社会からの信用を失って来たことで、我々は日本が公言するいわゆる安全な処理方法の合理性、科学性や提供された情報とデータの信頼性に大きな疑問符を付けざるを得ない」と指摘しました。(李、坂下)