北京
PM2.577
23/19
外交部の趙立堅報道官は21日の定例記者会見で、パレスチナとイスラエルの停戦に対する中国側の歓迎の意を表し、関係各方面が直ちに停戦して暴力行為をやめるよう呼びかけました。
10日間余りの衝突により、ガザ地区の人道主義情勢は深刻になり、国際社会の支援が急務となっています。これを受けて、趙報道官は21日の記者会見で、中国が人道主義に基づき、パレスチナ側に100万米ドルの緊急支援金を提供するほか、パレスチナ側の需要に合わせて出来る限りの物質的援助も行い、ガザの再建にも参加することを明らかにしました。そのほか、中国は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に100万米ドルの支援金と20万回分の新型コロナウイルスワクチンを提供し、パレスチナ人民に切実な援助を提供していくということです。
趙報道官はまた、パレスチナとイスラエルの衝突という悲劇の繰り返しを防ぐため、国際社会に双方の和平交渉を促すよう呼びかけました。そのうえで、「中国は国連安保理でパレスチナ問題の全面審議を推し進め、『二か国方案』を再確認したうえで、パレスチナとイスラエルの和平関係者を招いて中国でシンポジウムを開き、双方の中国での直接交渉をも歓迎している」と明らかにしました。(Lin、CK)