北京
PM2.577
23/19
中国東北部の遼寧省と中部の安徽省でこのほど、一部の地区で新型コロナウイルス感染が発生しました。これを受けて安徽省の中心地の合肥市では、ワクチンの接種作業が加速しています。
5月18日、貴陽市南明区遵義コミュニティー衛生サービスセンターで、接種のためのオンラインログインを指導している医療関係者
関連データによりますと、遼寧省と安徽省はいずれもワクチン接種の進度が全国の水準より遅れています。今回の新たな感染発生は安徽省だけでなく、その他地区の接種作業の加速化にもつながりました。
現段階で接種率が最も高いのは北京で、昨日午前9時までに、18歳以上の1回目の接種率は80%を突破しました。そのうち、60歳以上は200万人で、医療衛生や住宅建設、都市管理、郵便配達、観光スポット、ホテル、ビジネスサービスなどの系統(業界)の従業員の接種率は90%を超えています。
中国疾病予防管理センターの邵一鳴研究員は、「ワクチンの供給量は十分である。必要があれば、1日2000万回分以上の接種を確保できる」と強調しました。
また、専門家の話によりますと、現在、一部の重点地区はすでに集団免疫を獲得しています。さらに、外国との交流が頻繁でない地域でも接種作業が着実に進められており、年内には全国規模の集団免疫が獲得できると見込まれています。(朱、浅野)