北京
PM2.577
23/19
米国航空宇宙局(NASA)が中国初の火星探査ミッションの進展を祝ったとの報道に対し、中国外交部の趙立堅報道官は20日の定例記者会見で、「中国は今後も人類の幸せを図る精神に基づいて、開放された包容力ある姿勢で宇宙の神秘を探求するための国際協力を推進し、人類の平和的発展を促進する崇高な事業に、改めてより大きな貢献をしていく」と述べました。
報道によれば、米国航空宇宙局のネルソン長官は20日、「中国国家宇宙局が火星探査車『祝融号(しゅくゆう)』から初の映像を受け取ったことを祝うとともに、米国と世界が『祝融号』の探査成果を上げ、人類の火星に対する認識を推し進めることに期待する」との声明を発表しました。
趙立堅報道官は関連質問に答えて「火星探査機『天問1号』の着陸巡視機は5月15日、火星のユートピア平原南部の予定着陸区域への着陸に成功し、その後、火星探査車は地球への通信を確立した。(火星上空にある)『周回機』は17日に中継通信用軌道に入り、火星探査車の安定した中継通信リンクを確立し、画像データを次々と送っている。19日には、『祝融号』が初めて撮影した着陸場所の視点による写真を見ることができた。このことは、火星表面での探査作業が順調に進んでいることを示している」と述べました。(HJ、鈴木)