北京
PM2.577
23/19
米軍が生物化学兵器用の細菌を韓国国内へ搬入することに韓国の人々が抗議を続けていることについて、外交部の趙立堅報道官は18日の定例記者会見で、米国に対する複数の質問を提示し、全面的な説明を求めました。
報道によりますと、韓国・釜山(プサン)の市民団体が抗議活動を続け、米軍に対し、釜山港にある生物化学実験室を閉鎖して生物化学兵器を韓国から撤去するよう求めているということです。現地メディアは、米軍が韓国に生物化学兵器用の細菌を搬入したことを相次いで暴露し、米軍が真相を隠蔽したと抗議するとともに、米軍の行動の安全性に対して強い懸念を示しました。
趙立堅報道官から米国への質問には、「釜山に生物化学兵器用の細菌を搬入した本当の目的は何か」「搬入後にどのような研究が行われたのか」「この行動が生物兵器禁止条約の規定に適合していることをどう証明するか」「なぜ真実を隠蔽したのか。特に、釜山港第8埠頭の基地への実験施設の建設を当初は否定しながら、2016年にメディアから関連プロジェクトの存在を暴露されたことで事実を認めたことや、韓国へ生物化学兵器用の細菌を最初に搬入したのは2015年だと主張していたが、その後の調査で2009年にはすでに秘密裏に搬入を開始していたことが明かされた件について、なぜ隠蔽を行っていたのか」「住民の健康と安全が無視されているのではないか。特に、釜山港第8埠頭の半径500メートル圏内には4つの住宅団地と複数の学校があるが、このような人口密集エリアで万が一事故が発生した場合はどう対処するつもりなのか」といった内容が含まれています。(閣、謙)