北京
PM2.577
23/19
衝突が続くパレスチナとイスラエルに対し、国連安全保障理事会はこのほど、戦闘行為と暴力行為をただちに停止するよう呼び掛けていますが、米国はこれを複数回にわたって阻止しようとしています。これについて、外交部の趙立堅報道官は18日の定例記者会見で、「米国のこのような行為に国際社会は大変失望している」と指摘しました。米国はいま、国連安保理においてかつてないほど孤立し、人類の良識と道義に相反するポジションに立っています。
現在、パレスチナとイスラエルの衝突は激化が続いています。しかし米国は16日、国連安保理が呼びかける「戦闘行為と暴力行為をただちに停止するように」との共同声明に対し、3度目の阻止を実施しました。関係者によりますと、米国はイスラエルに735億ドル相当の高精度誘導ミサイルを売却することで合意したということです。
これについて趙報道官は「16日の国連安保理の緊急会合では、大部分のメンバーがパレスチナ・イスラエル和平プロセスの公正な推進と、両国の平和共存の実現のために、安保理が一致した声を発すべきだとの見方を示した。しかし、米国はそれに積極的に参加するどころか、火に油を注ごうとしている」と指摘しました。
また、「衝突により多くの罪のない市民が命を失ったことに対して、米国は果たすべき責任を果たし、公正な立場を取り、国際社会のメンバーたちと共に、情勢緩和や信頼の再構築、政治的解決に向けた安保理の然るべき役割を支持すべきだ」と強調しました。(閣、謙)