北京
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5月18日は「国際博物館の日」です。世界の著名な博物館の一つであるロシアの国立トレチャコフ美術館は、新型コロナ下でオンライン展示会を積極的に開き、多くの若い芸術愛好家を魅了しています。同美術館のゼリフィラ・トレグロワ館長は、「新型コロナ収束後も継続して中国と協力し、中国の人々により素晴らしい展示会を提供できることを期待している」と話しています。
モスクワにある国立トレチャコフ美術館は、成功を収めた経営者であり芸術収集家でもあったパーヴェル・トレチャコフ氏によって1856年に設立されたものです。美術館は、創作の年代順に、60の展示室に分かれています。
トレグロワ館長は、所蔵作品数について「現時点で20万点を超え、その数は年々増えている」と紹介しました。
2020年は同美術館にとって厳しい1年でした。新型コロナ禍で5カ月間も閉館となり、営業収入は著しく減りました。そうした苦境から抜け出すため、一連のオンラインイベントを開催し、芸術愛好家をつなぎ留めただけでなく、多くの若い「ファン」を引き付けています。
トレグロワ館長は、中国との協力について、「新型コロナの発生前に、美術館は数回にわたり中国で展示会を開き、多くの中国人から好評を得た。新型コロナ収束後も、中国の文化機関と再び協力できることを期待している」と話しています。(殷、柳川)