北京
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中国の無人探査機「天問1号」が5月15日午前7時18分、火星のユートピア平原南部にある予備着陸エリアに着陸しました。
同日、中国初の火星探査任務の総設計者を務める張栄橋氏が中央広播電視総台(CMG/チャイナメディアグループ)記者の取材を受けました。
着陸地点の選択について、張氏は、「まずは着陸の安全を確保することを考えて選択した。ユートピア平原は相対的に緩やかなところだ。二つ目は科学的な探知の意味から選択した。この着陸地点の近くで科学的な探査を行う意味は大きい」と述べました。
巡視時間を3カ月としたことについて張氏は、「3カ月間の設計は総合的に考えた結果だ。すべての設備を起動させ、着陸後3カ月間ですべての測定データが得られる」と示しました。
また、火星への移住の可能性について、張氏は、「火星への移住は科学的ではない。もし、火星を改造する能力があるのであれば、時間をかけて地球をよりよくすべきではないだろうか」と述べました。(Mou、星)