北京
PM2.577
23/19
王毅国務委員兼外交部長は15日、パキスタンのクレーシ外相と電話会談を行いました。
王外交部長は、「中国とパキスタンの全天候型の戦略パートナーシップは唯一無二のものである。新型コロナウイルスのパンデミックを前にして、パキスタンで感染症が完全に封じ込められるまで、中国は引き続き、しっかりとパキスタンとともにいる」と強調した上で、一貫してパキスタンをワクチン協力の優先方向として考え、感染症対策でより多くの支持を提供していくと表明しました。
王外交部長は、「米国がアフガニスタンからあわてて撤退したことによって、アフガニスタンの和解プロセスに大きな衝撃を及ぼし、地域の安定にも悪影響をもたらした。このような状況の下で、国連がしかるべき役割を果たせることを希望する。それに加えて、上海協力機構は一層関心を持つ必要があり、アフガニスタンの隣国はより一層互いに意思疎通を強化し、同じ声を出し、協調して行動をとるべきだ」との考えを示しました。また、「当面の情勢の下で、中国とパキスタンは引き続き戦略的協調を強化し、アフガニスタンの平和プロセスにより前向きな影響をもたらして、共に地域の平和と安定を守るべきだ」と強調しました。
これに対してクレーシ外相は、両国の全天候型戦略パートナーシップの継続的な発展に期待を示しました。中国側が感染症対策で強力な支援を提供したことに感謝の意を表明したうえで、感染症対策で中国と引き続き協力を強化したいとの姿勢を表しました。さらに、「米国と北大西洋条約機構(NATO)の軍隊は秩序正しく、責任を持ってアフガニスタンから撤退すべきだ」と主張し、「隣国がアフガニスタンの平和プロセスを推進するためにより大きな役割を果たすことを支持する」と表明しました。(Mou、星)