北京
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人でにぎわうラサの街角
中国がこのほど第7回全国国勢調査の結果を発表しました。これによりますと、チベットは中国で唯一、高齢化段階に入っていないことが明らかにしました。
国際的に用いられている年齢区分基準によりますと、一つの国または地域は65歳以上の人口が7%を超えた場合、高齢化社会と見なされます。チベットでは65歳以上が占める割合は5.67%で、全国で最低でした。一方、チベットを除いたその他の30の省・自治区・直轄市はいずれも7%を上回っています。
このほか、チベットの人口は364万8100人で、全国に占める割合は、2010年に行った第6回国勢調査時の0.22%から0.26%に上昇しました。人口の自然増加率からみれば、115万人だった平和解放(1951年)の初期から今日までの70年間は16.6‰、1999年から2019年までの20年間は17.85‰で、この約20年間の増加速度はその前の50年間を上回ったといえます。ここ数年、チベットの経済が急速な発展を遂げ、医療衛生条件が著しく改善されていることが、人口が持続的に増加した主な原因とみられています。(朱、浅野)