北京
PM2.577
23/19
パレスチナとイスラエルの対立が激化していることを受け、中国は国連安全保障理事会の5月の輪番議長国として調停に積極的に取り組み、2回の安保理緊急会合の開催を促しました。しかし、米国の妨害により声明の発表には至りませんでした。
外交部の華春瑩報道官は14日の定例記者会見で、「米国はパレスチナとイスラエルの情勢に対する安保理の声明発表を一方的に妨げ、再び国際社会と対立した」と指摘しました。
華報道官はさらに、「米国はイスラム教徒の人権への関心を声高に主張しているが、パレスチナにいる多くのイスラム教徒が戦火に巻き込まれていることに対しては無関心だ。それどころか強力に阻もうとすらしている」と述べました。その上で、「同時に、米国はドイツやイギリスなど一部の国と共謀し、嘘と政治的偏見に基づいて、国連の場で『新疆関連問題』と称した内容についての会議を行った。これは政治的な茶番劇だ。米国はパレスチナにいるイスラム教徒の命の尊さについても、同様に認識すべきだ」としました。(洋、謙)