北京
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国連で中東和平を担当するトル・べネスランド(Tor Wennesland)特別調整官は12日、SNSに投稿し、「即時停戦と関係各国の指導者による情勢の冷却化」を要請すると共に、国連は情勢を落ち着かせるために関係当事国と協力していると語りました。
ロシアのラブロフ外相は同日、モスクワを訪問中の国連のグテーレス事務総長と会談し、「最近、パレスチナとイスラエルの衝突が再び激化しており、国連、欧州連合(EU)、ロシア、米国による中東問題の4者協議開催が急務だ」と述べました。
グテーレス国連事務総長は、「国連は中東問題をめぐる4者協議を再開する準備ができており、紛争の当事者および中東和平プロセスに関わる当事者の対話を呼びかける」と語りました。
米国のバイデン大統領は同じ日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談した後、ホワイトハウスで報道陣を前に、「ネタニヤフ首相は今回の衝突が速やかに収束することを願っているが、イスラエルは自身を守る権利を有している」と語りました。米国のブリンケン国務長官は同日、「米国はパレスチナとイスラエルの当局者と会談し、パレスチナとイスラエルに紛争の沈静化を促すため、直ちに紛争地域に外交官を派遣する」と明らかにしました。
当日、国連安保理はパレスチナ情勢について今週2回目の緊急協議を行いました。中国の張軍国連大使は安保理輪番議長として会議を主宰すると共に国別演説を行い、中国の立場を説明しました。(殷、坂下)