北京
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国連経済社会局(DESA)は現地時間11日、2021年年央報告として「世界経済状況・予測」を発表しました。
報告書は「中国や米国など経済大国の成長を受け、世界経済は緩やかに回復しつつある。一方で、新型コロナウイルス感染症が続いていることと、多くの国でワクチンの確保量が不足していることが、世界における広範な経済回復に対する脅威になっている」と指摘しました。
報告書は2021年における全世界の経済成長率を年初見通しの4.7%から5.4%に上方修正し、中国経済の成長率を年初見通しの7.2%から8.2%に、米国は6.2%に引き上げました。
中米という経済二大大国は迅速に回復し、中国はやはり世界経済の回復を牽引する原動力の一つであり続けます。
同報告書の主要執筆者であるラシード氏は「工業製品や輸出、生産、インフラ整備が中国の経済成長を押し上げ、消費支出も改善されていく」との考えを示しました。(ジョウ、鈴木)