13年前の四川大地震で生き残った少年が「夢」を実現

2021-05-12 14:00  CRI

 13年前の今日、2008年5月12日に中国四川省汶川地区でマグニチュード8.0の地震が発生し、7万人近くが死亡、1万8000人が行方不明になりました。負傷者は37万人以上に上りました。震災を受け解放軍、武装警察、消防士、警察、医師、ボランティアらは大被害に見舞われた現地で、最後まで諦めず一人一人の命を救い、奇跡を生み出しました。震災時に救われた少年の中には13年後の今日、解放軍軍人や武装警察官になった人がいます。

 2008年には、空挺(くうてい)部隊の将兵1万人余りが汶川に飛びました。当時12歳だった程強君は、落下傘兵らが余震の中で命を懸けて被災者を救う光景を自分の目で見て、救援の将兵を見送る際に「将来、落下傘兵になりたい」と書いた横断幕を高く掲げました。

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「大人になったら落下傘兵になりたい」と書いた白い横断幕を掲げた程強君

  空挺旅団で分隊長を務める程さんは2019年10月1日、国慶節の閲兵式で戦友らと天安門を行進しました。

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戦友らと共に国慶節の閲兵式に参加した程さん

 短大を卒業したばかりの蒋雨航さんは2008年に累計124時間、5日間にわたり地震で崩れた建物の下に埋められましたが、消防士に救出されました。蔣さんは後に、「彼らが2度目の命をくださった。彼らのような人になることを切望する」と語りました。蒋さんは数年後、念願の消防士になりました。今度は彼が人を救助する側になったのです。(Mou、鈴木)

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消防士らに救出された蒋雨航さん

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消防士になった蒋さん

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10月29日放送分
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