北京
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王毅国務委員兼外交部長は12日、陝西省西安市内で「中国+中央アジア5カ国」外相第2回会合を主宰しました。この会議にはカザフスタンのトレウベルディ副首相兼外相、キルギスのカザクバエフ外相、タジキスタンのムフリッディン外相、トルクメニスタンのメレドフ副首相兼外相、ウズベキスタンのカミロフ外相らが出席しました。
「中国+中央アジア5カ国」外相第2回会合は、昨年(2020年)7月のオンライン会談に続くもので、初めてのオフライン方式による会議でした。また、新型コロナウイルス感染症の拡大が発生してから、中国が主催した初の多国間外相会談でもあります。今年は中央アジア5カ国の独立30周年であり、来年は中国と中央アジア諸国との国交樹立30周年に当たります。王国務委員は席上、「新たな歴史的なスタートラインに立って、われわれは30年先に目を向けて、時代の流れに合致し、自らの特色ある新しいタイプの地域協力の道を着実に模索し、力を合わせて互恵ウィンウィンの協力発展ベルトを作り、中国・中央アジア運命共同体の構築に力を入れねばならない」と強調しました。
王国務委員はさらに次の5点の提案を提出しました。具体的には(1)感染症対策で一致団結することを堅持し、衛生健康共同体を共に構築すること。(2)開拓と革新を堅持し、シルクロード経済ベルト先行区を共に建設すること。(3)開放と協力を堅持し、ユーラシア大陸で相互接続の大きな通路を共に創り出すこと。(4)心を合わせて助け合うことを堅持し、域内情勢の安定装置を共に作ること。(5)交流と学び合いを堅持し、質の高い発展の新たな青写真を共に描くこと――です。
会議では、戦略的相互信頼の強化、相手が自主的に選んだ発展の道の尊重、それぞれの核心的利益にかかわる問題での相互支持などの8項目で合意が達成されました。
会議では、「中国+中央アジア5カ国」外相による「新型コロナウイルス感染症の共同対応に関する共同声明」、「地方協力の深化に関する共同声明」、「アフガニスタン問題に関する共同声明」が発表され、「『中国+中央アジア5カ国』外相会合メカニズムの構築に関する覚書」が採択されました。(Yan、鈴木)