北京
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外交部の華春瑩報道官は11日、米紙『ニューヨーク・タイムズ』が「中国メディアは国際世論において機先を制するねらいだ」と報道したことに対し、「メディアの分野ではCNNとBBCだけでなく、どの国も独自の声を持つべきだ。中国もまた、独自の地位を持つことが許されるはずだ」と述べました。
『ニューヨーク・タイムズ』はこのほど、BBCやCNNなどのメディアが主導的地位を占める世界のメディア構造に直面した中国が、世界のメディアの代替選択肢を作り出していると報じました。また、中国が外国の中国駐在記者に対して圧力をかけたとする根拠のない非難も行いました。
これに対し華報道官は、「世界は元々、豊かで多元的なものだ。メディアの分野ではCNNやBBCだけではなく、どの国も自分の声を持つべきだ。ましてや中国は14億以上の人口を擁し、世界人口の5分の1近くを占め、5000年にわたる連綿と続く文明を持つ国であり、世界第2位の経済体であるとともに、最大の発展途上国でもある。中国は当然、国際世論の枠組みの中で自らの地位を持つことが許されるはずだ」と指摘しました。
華報道官はさらに、「米国による、世論上での覇権、および中国に対する恣意的な貶めとデマに対して、中国は当然自ら声を発する必要がある。新型コロナウイルス感染症など一連の重要な問題における事実と真相を説明しなければならない。それこそが真の責任ある国の責任ある態度だ」と強調しました。(RYU、謙)