北京
PM2.577
3/-2
「台湾のWHO大会参加」に関して米国のブリンケン国務長官が声明を発表したことについて、外交部の華春瑩報道官は10日の定例記者会見で、関連の声明が一つの中国の原則と中米の三つの共同コミュニケの規定に重大に違反し、中国の内政に著しく干渉していることに対して、中国側の強い不満と断固とした反対を表明しました。
ブリンケン国務長官は先日、世界保健機関事務局長に対し、オブザーバーとして台湾のWHO大会参加を要請するよう呼びかける米国側の声明を発表しました。これに対して華報道官は、「台湾のWHO大会不参加は世界の公衆衛生目標に危機をもたらすことになり、今後の危機への対応に不利であると大々的に米国が騒ぎ立てているのは、政治的目的からでっち上げた嘘である」と指摘しました。
華報道官は、「世界に中国は一つしかない。台湾地区のWHOの活動を含む国際組織への参加は、一つの中国の原則に基づいて処理しなければならない。台湾問題は中国の核心的利益にかかわる問題であり、この問題において中国にはいかなる妥協・譲歩の余地もない。現在、新型コロナは依然として蔓延し続けており、世界の予防抑制協力に焦点を当てることは今回の大会の最優先課題である。われわれは台湾関連に対する問題の煽りたてをやめるよう米国に勧告する。これは当面の国際防疫協力に役立たないうえ、国際社会の圧倒的多数のメンバーの断固とした反対を受けることになる」と強調しました。(RYU、CK)