北京
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23/19
習近平国家主席は6日夜、国連のグテーレス事務総長と電話会談を行いました。
習主席は「国連はここ数年、まれに見る複雑な局面に直面しているが、多国間主義はますます多くの支持を得ている」と述べ、「国際社会の当面の最重要な任務は依然として、新型コロナウイルス感染症に対抗することだ。全世界は協力を強化し、政治的にもてあそぶことをやめねばならない。大国は模範となり、より多くの公共財を提供すべきである」と強調しました。
習主席はさらに、「全世界は気候変動という重大事に対応せねばならない。中国は現状を踏まえ気候変動の対応に最大の努力と貢献をしていく。そして、共通ではあるが責任には違いがあるという原則に従い、国際協力を積極的に推進していきたい」と述べ、「中国は可能な限り南南協力を展開し、発展途上国に支援を提供していく。中国が打ち出した多くの提案はすべて、特に『一帯一路』イニシアティブは、この考えに基づくものである。中国人の発言は信頼できる。言ったことは必ず実行する」と強調しました。
グテーレス事務総長は中国共産党の創設百年と国連における中国の合法的権利回復50周年に祝意を示しました。さらに、「中国は国際的な多国間システムにとって極めて重要だ。国連は、世界の平和と安全、生物多様性の保護、気候変動への対応、発展途上国の持続可能な発展の実現の支援などで、中国とより緊密に協力し、国連と中国との関係を新たな高みに推し上げていくことを期待する」と述べました。(閣、鈴木)