北京
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世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局のマシディソ・モエティ事務局長は現地時間6日、コンゴ共和国の首都ブラザビルで開かれたオンライン記者会見で発言し、インドで最初に確認された新型コロナウイルス変異株「B.1.617」がウガンダとケニアで発見されたことを明らかにしました。
モエティ事務局長は「イギリスで最初に検出された変異株『B.1.1.7』がアフリカの20カ国で発見され、南アフリカで最初に発見された変異株『B.1.351』は23カ国で検出された。アフリカで確認された新型コロナウイルス感染症例は累計約460万人に達し、死亡例は12万3000人に上った。冬を迎える南部アフリカは一部の地域で感染確認数が急増する可能性があり、変異株の広がりでアフリカ大陸は「第3波」のリスクに直面している。一方、インド産新型コロナワクチンの供給が遅延となり、アフリカ諸国のワクチン在庫は世界のわずか1%にとどまり、サハラ以南のアフリカでは1000人当たりの接種回数が約8回となっている」と指摘しました。(ジョウ、浅野)