太平洋同盟のメンバー国との協力を継続＝外交部

　外交部の汪文斌報道官は7日、北京で行われた定例記者会見で、「当面、新型コロナはまだ収束できていない。中国は引き続き、太平洋同盟（AP：Alianza del Pacífico）のメンバー国を含めたラテンアメリカやカリブ諸国とともに新型コロナとの戦いなどの分野において協力を行っていきたい」と述べました。

　4月30日、太平洋同盟は設立10周年を祝うオンライン活動を開催しました。輪番議長国を務めるコロンビアの招きに応じ、中国の王毅国務委員兼外交部長は記念活動にビデオメッセージを送りました。

　ビデオメッセージで王国務委員は、太平洋同盟の発展理念や協力成果を高く賞賛すると共に、「中国は太平洋同盟及びメンバー国らに多国間の協力を深化させ、手を携えて中国とラテンアメリカの発展に新たな原動力を注いでいく。引き続き、太平洋同盟のメンバー国を含めたラテンアメリカやカリブ諸国とともに新型コロナとの戦いなどの分野における協力を行い、実際の行動で中国・ラテンアメリカの運命共同体の理念を解釈し、平等・互恵・イノベーション・開放・人々に恩恵をもたらす新時代の中国・ラテンアメリカ関係を構築していきたい」と示しました。

　2011年に創設された太平洋同盟はコロンビアやチリ、メキシコ、ペルーなどの国々から構成されています。中国は2013年からオブザーバー国を務めています。（藍、星）