北京
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23/19

卒業式で講演する張薇さん
張薇さんは中国西北部・甘粛省にある貧困県出身の女性です。彼女の出身地は交通が不便で、教育資源も不足し、経済は比較的に立ち遅れていました。子供のころから県外へ出かける機会が少ないなど、恵まれたスタートとは言えませんでしたが、自分自身の努力によって中国最高の大学である清華大学への入学を果たしました。
そして卒業を迎えた2019年、張薇さんは卒業生代表としてスピーチしました。彼女はその中で、「自分で日記に書いた、『何が起こったとしても、後に退くことを許さない、努力しないことを許さない、あきらめることを決して許さない』という言葉に背かなかった」と語りました。
貧しい家庭の出身者として、張薇さんは「運命は教育によって変わる」ということを深く理解しています。そのため彼女は本科卒業後に修士課程への入学を1年延期し、貧困地区へ赴いて学校の教師になることを決めました。
この進路について張薇さんは「清華大学は私たちを、使命を担いながら卓越した人間になることを求める人間へと育ててくれました。両親は私に『水を飲むときはその源を思うように』と期待してくれています。友人たちも『本当にやりたいことをやるべきだ』と応援してくれます。私自身はただ、一年間で生涯忘れられない取り組みをしたいと考えているだけなのです」と話しました。