北京
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インドでは18歳以上の全国民向けの新型コロナウイルスワクチンの接種が1日に始まりましたが、ワクチンの供給不足で、接種条件に満たした多くの市民は、接種を受けることができていません。
現地時間5月1日午前、インド各地のワクチン接種センターの入り口には長蛇の列ができました。しかし、数時間待っても接種ができない人々の姿が見られました。
地元の医療関係者は、接種量の大幅な増加が供給不足を引き起こした主な原因だと分析し、「政府は供給不足を緩和させるため、様々な取組をしている」と話しました。
現在、インドの多くの地域では、医療物資やワクチンの不足でパニックに陥っており、感染状況の悪化に歯止めがかからず、感染者数と死亡者数が度々記録を更新しています。
インドの公式データによりますと、現地時間1日午前8時時点で、過去24時間の新規感染者が初めて40万人を突破しました。また、1日の新規感染者が30万人以上の日が10日も続いており、感染者は累計で1916万人で、死亡が21万人を上回っています。
現地メディアによりますと、各国からの支援物資が相次いで到着している一方、インド政府もワクチン供給の強化に乗り出しており、ワクチン企業に生産能力の拡大や分配メカニズムの効率化を促しているということです。
同じく1日に、ロシアからのワクチン「スプートニクV(Sputnik V)」 の第1陣も中南部の都市ハイデラバードに運び込み、いつでも配布と接種が可能になっています。インド政府筋によりますと、今後はさらに多くの国際社会からのワクチンが到着するとみられています。(hj Yan)