北京
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英国の動画ブロガーで、ウェブサイト「ベスト・チャイナ・インフォ」の創設者でもあるバリー・バイス氏はこのほど、取材に応じて、西側メディアは中国に絶えず汚名を着せる一方で、「日本の核廃水放出」問題は故意に無視するというダブルスタンダードを行っていると指摘しました。
バイス氏は昨年12月から、中国に関するフェイクニュースを批判する動画をSNSに投稿してきました。4月22日には、香港メディアの「ドットドットニュース」がバイス氏のインタビュー動画を公開しました。同動画は「西側がいかに中国を中傷しているか」、「新疆綿事件」、「日本の核廃水放出」、「中国の発展の変化」などに言及しました。
「ドットドットニュース」によれば、バイス氏は現在、中国広西チワン族自治区桂林市に住んでいます。かつては英国のベテランジャーナリストで、長期にわたり中国事情を観察し、ユーチューバーとして西側と中国の争議に関する動画を大量に制作ました。
「ベスト・チャイナ・インフォ」サイトのスクリーンショット
公開情報によれば、バイス氏は政治評論家、作家であり、ウェブサイト「ベスト・チャイナ・インフォ」を開設し、中国関連のフェイクニュースに反論する内容を発表しつづけてきました。
「ベスト・チャイナ・インフォ」のYoutube宣伝図
中国メディアの環球網は先日、ブルームバーグは現地時間4月13日付で『秘密と虐待の指摘がまとわりつく中国の新疆にあるソーラー工場』という見出しの記事を発表し、新疆の太陽光発電産業に「強制労働」のレッテルを貼ろうとしたと報道しました。
バイス氏は、「これは中国に対する『ハイブリッド戦争(正規、非正規を含めさまざまな手法を組み合わせる戦い)』だ。以前からの貿易戦や不公平な制裁と同様に、彼らは軍事行動で中国を攻撃できないため、あらゆる手段を使って中国に圧力をかけている」と指摘しました。
バイス氏は、「日本の核廃水放出問題」について西側メディアが沈黙していることは、「とんでもないダブルスタンダート」と述べました。
バイス氏はさらに、「米国はダブルスタンダードという土台の上に立っている。米国はかねてから、自由に振る舞える奴隷の主人になりたいと思い、ダブルスタンダードを続けてきた。これは最低レベルの偽善だ」と述べ、「ソーラーパネルは中国のものだからよくない、核廃水放出は日本のことだからよいというのは、あまりにもでたらめだ」と指摘しました。(雲、鈴木)
「ドットドット・ニュース」によるバリー・バイス氏へのインタビュー動画