北京
PM2.577
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外交部の趙立堅報道官はこのほど、ツイッター上の自身のアカウントに2枚の画像を投稿しました。一枚は葛飾北斎の浮世絵・富嶽三十六景の中でも人気の高い「神奈川沖浪裏」、もう一枚は同作品を基に中国の青年イラストレーターが二次創作した、日本の放射能汚染水の海洋放出を風刺したイラストです。その後、日本側は中国政府に抗議し、この投稿の削除を求めました。
これを受けて趙報道官は28日の定例記者会見で、「このイラストは、日本政府が福島の放射能汚染水の海洋放出を一方的に決定したことに対する中国国民の懸念と不満を反映している。事実、日本の行為は中国だけでなく多くの国の政府、国際組織、世界の300余りの環境保護団体、および日本国民を含む各国民衆の憂慮と強い反対を招いている」と述べました。
また、趙報道官は「日本は放射能汚染水の海洋放出に対する世界の人々の抗議の声にもっと耳を傾けるべきだ。自らの責任をはっきりと認識し、国際的義務を履行し、誤った決定を取り消す必要がある」と示しました。(張、謙)