北京
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王毅国務委員兼外交部長は23日夜、北京で、米シンクタンクの外交問題評議会とオンラインで交流しました。
王外交部長は、「米国側が中米関係を『競争、協力、対抗』の三分法で定義しているのは、中米関係の本流と支流を区別しておらず、目指すべき方向性や目標に欠けている。まず、中国は米国と競争するつもりはない。中国が重視しているのは、絶えず自分を越え、自分を引き上げることだ。次に、対抗すれば必ず共倒れする。対抗が米国の対中政策の方向になってはいけない。協力だけが守るべき正しい道であり、両国と世界の共通した願いに一致している。協力とは、双方が利益を得られるべきものであり、一方が要求を出したり、自国優先を強調したりしてはいけない。中米関係の正しい考え方は、対話を強化し、協力を深め、食い違いを縮小させ、対抗を避けることであるはずだ」と述べました。
王外交部長は、「中米が協力すれば、各種の『不可能』を『可能』にでき、両国関係の健全で安定した発展を推し進められる。協力の分野については、最も突出しているのは気候変動への共同対応で、最も急務なのは力を合わせて感染症に対応することで、最も潜在力があるのは経済貿易交流を深めることだ」と述べました。
王外交部長は、「中米関係は新たな十字路にさしかかろうとしているが、米国が社会制度や歴史・文化、発展段階の異なる大国の平和的な台頭を受け入れられるかどうか、中国人民にも発展をはかり、より良い生活を求める権利があることを認めるかどうかにかかっている。中米関係の未来は、米国がこの二つの問題に対して出す答案と密接に関係している」と述べました。(殷、柳川)