北京
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中国南部の広東省広州市で24日、10日間にわたる第129回中国輸出入商品交易会が閉幕しました。この交易会は毎回広州市で開かれるために、「広交会(広州交易会)」と通称され、中国の対外貿易の「バロメーター」とされています。
広交会の会場
ライブ中継で商品をPRする出展者
今回の広交会は新型コロナウイルス感染症の世界的な流行のため、昨年と同様にオンライン方式で開催されました。出展品は電子家電や機械、建材、日用消費製品、住居用装飾品、アパレルなど16種に大別され、計50の展示エリアには約6万カ所のブースが設けられました。広交会の公式サイトには、227の国や地域のバイヤーが延べ3538万回アクセスしました。
広交会のブース
中国国内からは、2万6000社が276万点以上の商品を公式サイトに掲載しました。商品について主流になったのはハイエンド化、スマート化、ブランド化、オーダーメード化でした。出展企業は3 DやVRなどデジタル技術を応用して、クラウドを通じて製品の全体像を提示しました。そのため、利用者はネット上で現場にいるような体験ができました。交易会が設けた中継スタジオでは6万回以上のライブ中継が行われ、出展業者は世界各地のバイヤーと直接に商談をしました。
広交会は1957年に始まり、中国商務部と広東省政府の共催により毎年春と秋に広州市で開催されています。同交易会は中国で歴史が最も長く、規模が最大で、商品の種類が最も充実しており、最も多くのバイヤーが参加する総合的な国際貿易交流会です。(藍、鈴木)