中国製ワクチン、新型コロナ感染第3波との戦いに極めて重要＝パキスタン政府

　中国の駐パキスタン大使館は26日、パキスタンに援助した第3陣の新型コロナウイルスワクチンをパキスタン政府に引き渡しました。パキスタンのオマル・アユーブ・カーン経済相は、「パキスタンに感染第3波が襲来しているこの重要な時期に、中国製ワクチンは新型コロナウイルスとの戦いで極めて重要な役割を果たすだろう」と述べました。

中国政府を代表して第3陣のワクチンを引き渡す駐パキスタン大使館の謝国祥公使参事官（右）

　パキスタンは現在、感染の第3波に見舞われており、1日当たり約5000人の新規感染が確認され、累計の感染者数は80万人を超えています。

　オマル・アユーブ・カーン経済相は、新型コロナとの戦いで中国政府からの支持と協力に謝意を表した上で、「中国製ワクチンは、新型コロナウイルスの遮断と免疫力の増強に非常に優れている」と評価しました。

　パキスタンではこれまでに医療従事者や高齢者、感染リスクの高い人など130万人以上がワクチンを接種しています。そのほとんどが中国製ワクチンを接種しています。（藍、柳川）