北京
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習近平中国共産党中央委員会総書記は25日、中国南部の広西チワン族自治区を視察し、最初の訪問先である桂林市全州県の紅軍長征湘江戦役記念園で革命に命をささげた烈士を追想しました。習総書記は、「理想と信念を固め、長征精神を発揚し、中華民族の偉大な復興を実現していく」と強調しました。
湘江戦役は中国革命の生死存亡を決めた重要な歴史事件です。1934年11月27日から12月1日まで5日間にわたり、中央紅軍は湘江上流の全州県などで数倍も多い国民党軍との血戦の末に封鎖を突破して湘江を強行渡河しました。湘江戦役は紅軍の長征途中で最も壮烈だった戦役の一つです。この戦役を経て、中央紅軍は8万6000人から3万人に激減しました。湘江は鮮血で赤く染まり、現地の民衆は命をささげた紅軍兵士を記念するため、湘江の水を3年間飲まず、湘江の魚を10年間食べなかったとのことです。
習総書記は何度も湘江戦役で命をささげた烈士に言及し、烈士の遺骸の納棺と保護を着実に行い、記念施設を建設するよう求めていました。烈士の遺骸を埋葬する記念林エリアと記念館を含む紅軍長征湘江戦役記念園が2019年9月に完成しました。習総書記はこの日、紅軍長征湘江戦役記念園で烈士に花かごを謹んでささげ、記念館を見学しました。(玉華、柳川)