北京
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中国はこれまでの10年、山間部で橋を建設するプロジェクトを進めることで、インフラを整備し、人々の暮らしを改善してきました。
2012年以降、政府は四川省、貴州省、雲南省、陝西省、甘粛省、青海省、新疆ウイグル自治区の7省・区で34億元を出資して、合わせて309件の橋の建設プロジェクトを展開し、交通インフラの改善による貧困脱却に向けての取り組みを行ってきました。
甘粛省隴南市の橋建設現場
四川と雲南を流れる金沙江では、これまでには、地元住民はワイヤーロープに吊るした籠に乗って川を渡らなければなりませんでした。2018年に、四川省涼山イ族自治州では、川を横断する橋が建設されました。これにより、地元の獣医さんは1時間もかかっていた道をバイクに乗って、わずか10分で到着し、そのため、一日の間に何度でも同じところに駆けつけて、診療を行うことが可能になりました。
また、南西部貴州省の六盤水市では橋の建設が進んだため、観光開発と関連産業が速やかに発展し、貧困村だった地元の営盤村がその恵みを受け、2020年6月に貧困から抜け出すことに成功しました。(Yan)