北京
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毎年の4月22日は地球環境について考える「アースデイ」です。気候変動、砂漠化、汚染など様々な地球的課題に対応するため、中国は近年、積極的な取組を行ってきました。
国際連合食糧農業機関(FAO)によりますと、世界の森林資源は2010~2020年の間に、毎年約470万ヘクタール純減しました。しかし、同じ時期のアジアでは、毎年117万ヘクタール純増し、そのほとんどが中国で増加したものです。
FAO中国事務所 カルロス・ワトソン代表
FAO中国事務所のカルロス・ワトソン代表は、「中国は過去30年にわたり、最も大きな森林増加を維持しており、毎年の新規増加面積が200万ヘクタール近くに上っている、世界の森林減少との戦いにおいては、中国がどれだけ重要な貢献をしたかが分かる」と評価しています。
国家林業草原局の関係者によりますと、中国は「気候変動枠組条約」で約束した2020年までの森林蓄積の増加目標はすでに達成しており、現在、森林による炭素吸収・固定量が91億8600万トンに上り、精査の結果、毎年の純粋増加部分が2億トン余りに達し、二酸化炭素(CO2)量に換算すれば、約7〜8億トンに相当します。
なお、FAOの発表では、2010年から2020年まで、世界では、森林による炭素吸収・固定量は約10億トン増えていますが、その大部分が中国で増加したものです。(Yan)