北京
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王毅国務委員兼外交部長は21日、ドイツのハイコ・マース外相とビデオ会談を行いました。
王部長は両国関係の発展について「去年から全体的な安定を保ち続けており、両国および中国・欧州の利益に合致するだけでなく、世界により前向きな期待を与えることにもプラスになる」と評価しました。その上で、「両国は全面的な戦略パートナーとして、相互尊重という重要な原則と蓄積してきた貴重な経験を大事にし、両国関係の健全な発展を推し進めていく必要がある」と指摘しました。また、「まもなく開かれる第6回中国・ドイツ間政府交渉の成功を確保すると共に、2022年外交関係樹立50周年記念活動の計画に最善を尽くす必要がある」と両国関係のレベルを引き上げていくことへの意欲を示しました。さらに、両国のハイレベルな人員・文化交流対話メカニズムの新たなラウンドの早期開催に期待を寄せました。
このほか、王部長は「両国は共に多国間主義の擁護者、世界発展の貢献者になる必要がある」と述べました。
一方、マース外相は「新たなラウンドの両国政府間交渉に向けた準備活動で、中国と共に調整して最善を尽くしていきたい」とドイツ政府の立場を示し、「人員往来の早期回復や新型コロナウイルス感染症の抑制、気候変動、人員・文化交流などにおける実務協力を強化していきたい」と、両国の各分野における対話を深めていきたいとの考えを示しました。その上で、「多国間協力と国際問題において、中国と密な協調、意思疎通を保ち、共同で世界的な問題と課題に対応していきたい」と、ドイツ政府の立場を強調しました。(朱、浅野)