北京
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世界でこれまでの100年になかった大きな変化が起こる中、中国はいかに発展を図り、どのようにしてチャレンジからチャンスを見出せばいいのか。これは、今月21日まで開催されたボアオ・アジアフォーラムの議題の一つでした。
フォーラムの開催に合わせ、政治や経済、学界の著名人が中国国際テレビ(CGTN)のインタビューに応じ、各自の視点から中国の発展についての考えを述べました。
米『ニューヨークタイムズ』紙のジャーナリスト、コラムニストのトーマス・フリードマン氏は、「中国が豊かになったのは、カンニングしたからではなく、勤勉や貯蓄、賢明な投資をしたためである」と述べています。
フリードマン氏は「私が中国のことを『脅威』だと表現する時は、中国が米国の都市を占領したり植民に来たりするのを言うのではない。米国人が今、肥満で、頭が悪くなっており、怠けていることを米国人自身に言い聞かせたいだけである。中国は活力と抱負に溢れている。米国は中国がほかのどの国よりも早く貧困から脱却し、中所得国になった原因――例えば勤勉、集中力、賢明な投資、絶え間ない試行錯誤などを直視しなければ、中国に遅れるに決まっている。米国はそれを早く意識する必要がある」との見方を示しました。
国際通貨基金(IMF)の中国部門責任者スティーブン・バーネット氏は「中国の発展は奇跡ではなく、絶え間ない改革の成果である」としています。
バーネット氏は「中国の発展は奇跡ではない。我々は、中国の成長の由来を知っている。それは、政府による並々ならぬ改革である。それらの改革は生産力の進歩を推進し、市場の活力を引き出してきた」と述べました。(鵬、Yan)