北京
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ボアオ・アジアフォーラム2021年年次総会の開幕式が20日午前、海南省のボアオで開かれました。習近平国家主席は同開幕式で、「互いに協力して困難を乗り切り、共に未来を築く」と題したビデオ方式での基調演説を行い、アジアと世界各国が時代の呼びかけに応え、新型コロナウイルス感染症の流行を抑止し、グローバルガバナンスを強化し、質の高い「一帯一路」を共に構築し、人類運命共同体の構築へとまい進することを提案しました。
新型コロナ感染症が終息していない状況下で開催されたボアオ・アジアフォーラム2021年年次総会は、今年初のオフラインの大型国際会議として注目されています。
習主席の基調演説は、この特殊な開催背景及び「時代の問い」についての、中国の提案を提出したものです。
習主席は、「平等な協議により共に勝ち取り共に享受する未来を共に築く」、「開放とイノベーションにより共に発展し繁栄する未来を共に築く」、「一致団結して共に築く健康的かつ安全な未来を共に築く」、「正義を守り互いに尊重し互いに学ぶ未来を共に築く」という、四つの提案を表明しました。
習主席はまた、「国連を中核とする国際体系を擁護し、国際法を基礎とする国際秩序を擁護し、世界貿易機関(WTO)中核とする多国間貿易体制を擁護すべきだ」と論じ、さらに「国と国との付き合いでは平等に向き合い、相互尊重と相互信頼を前面に出すべきだ。平和、発展、公平、正義、民主、自由など全人類に共通する価値観を発揚し、異なる文明間の相互交流と学び合いを深めるべきだ」と表明しました。
未来に向けての質の高い「一帯一路」の建設については、より緊密な公衆衛生でのパートナーシップ、より緊密な互いに通じ合うパートナーシップ、より緊密なエコ発展のパートナーシップ、より緊密な開放的かつ包容力あるパートナーシップを築くとの考えを表明しました(非、鈴木)